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オークション詐欺の予防接種 > 詐欺事件簿 > 第8話

オークション詐欺事件簿〜135,000円騙し取られた本当の話〜

第8話
〜態度の悪い出品者〜

出品者は意識的に嘘の番号を教えてきたのか?
それとも単純にメールに書き間違えたのか?

とにかく、もう一度メールで確認してみることにした。

実際に送信したメール
To : ○○ 様

こんにちは。
川口です。

入金前に確認したいことがあり「090−○○○○−○○○○」に
連絡させて頂いたのですが、違う人に掛かってしまいました。
私が確認したいことというのは、落札した商品が再出品されているのを
見たので、どういう状況なのかをお話したいと思ったのです。
メールでも電話でも構いませんので連絡下さい。
電話での連絡先は「090−○○○○−○○○○」でお願いします。
事の次第によってはそれなりの評価をさせてもらうことになってしまう
かもしれません。

以上、よろしくお願いします。

この日はバンドの練習があったので、メールを送信してすぐに出掛けた。
そして、バンドの練習が終わり、携帯電話の着信履歴を見みると、知らない電話番号からの着信が!?

もしやと思い、早速その番号に電話してみた・・・

 携帯「プルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・」



 電話相手「もしもし?」

 (で、でた!?)

 俺「ヤフーオークションで商品を落札した川口ですけど・・・」

 電話相手「あぁ、はい・・・」

 (おっ!話が通じてるぞ)

 俺「私が落札したはずの商品が再出品されてたんで、確認したかったんですけど・・・」

 電話相手「これ以上高く売れそうもないから止めました!」

 (感じ悪・・・)

 俺「じゃあ、私に売っていただけるということでいいでしょうか?」

 電話相手「はい・・・」

 (そっけない返事だな・・・)

 俺「解りました。それでは、明日入金します。」

 電話相手「はい・・・」

 携帯「プーーーッ・・・プーーーッ・・・プーーーッ・・・」



今度の電話の相手は、間違いなく俺が落札した商品の出品者だったようだ。
しかし、再出品したことがルール違反だという認識は全く無い様子だった。
もし、早い段階で再出品したオークションに入札が入っていたら、俺は放っておかれたに違いない。

あまりの態度の悪さに、グラグラと胃が煮え繰り返るような怒りを覚えたが、その反面、商品の購入権利が確実に自分のものになったことが嬉しかった。

 〜次回へ続く〜


今の自分による解説
今回のこの電話のやり取りを見て、皆さんはどう思ったでしょうか?
自分だったらこんな相手とは即刻取引中止だ!って思いませんか?
それに、今回だけでなく、今までのストーリー中でも、何で取引を続けるんだ!って不思議に思った場面が何度かありませんでしたか?
私も今振り返ってみると、あんな態度をされてまで取引を続けたのかと思います。
そう!今だったそう思えるんです・・・

しかし、当時の私の心理状態は、

 「前から欲しかった商品が相場より安く手に入る!」

という嬉しさで一杯でした。
だから、多少相手の態度が悪くても、

 「取引が終わるまでの辛抱だ!」

と自分に言い聞かせて、多少の気に食わないことは許していました。
要は、最終的に商品さえ手に入ればいいという気持ちでした。
欲しかった商品を落札したことで完全に感覚が麻痺してしまっていたんですね。
 
今回の詐欺師がここまで計算していたとは思えませんが、こういう時ほど冷静になって、取引する相手と接することが大切です。
取引する相手の対応を良〜く確かめて下さい。


今回のまとめ
嬉しい時ほど冷静に!相手の対応をよ〜く確かめよう!

※この物語は2004年2月から約半年に渡ってメルマガでお送りしたものを再編集したものです。


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